この道より 我を生かす道なし
この道を歩く 焼酎ひとすじ
この言葉を掲げる小正醸造さんは、業界の中でもいち早く貯蔵・熟成というカテゴリーに力を入れてきました。周りからは道楽者呼ばわりされたこともあったそうですが、今では貯蔵・熟成では右に出るものはいないほど技術の高い蔵元として知られる存在となっています。
この「蔵の師魂」を生み出すために、そして手造りと甕による仕込み熟成を行うために新たに「師魂蔵」を建造しました。 |
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118年の時を経てもなお杜氏の匠の手業
焼酎一筋に歩んできた魂が 蔵に宿り続ける
師魂蔵 |
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■蔵の師魂 1800ml 720ml |
在庫あり |
■極上蔵の師魂 720ml |
在庫あり |
■蔵の師魂 いもいも 720ml |
在庫あり |
■蔵の師魂 初垂れ 300ml |
在庫稀少 |
■蔵の師魂 平成五年仕込み 「喜」 720ml |
在庫稀少 |
■蔵の師魂 謹醸むぎ 720ml |
在庫稀少 |
■秘蔵梅酒 720ml |
在庫あり |
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★時間と空間が育むまろやかな味わい |
この蔵の長期熟成技術をふんだんにそそぎ込んだ集大成のような芋焼酎だ。まろやかな舌触りと柔らかな甘みは3年という長い時を要する甕壺熟成によるものだろう。お湯割り、あるいは水割りのお燗は、芋焼酎の良いところを引き出す最高の飲み方。
世界広しといえども蒸留酒を薄め、なおかつ温めて飲むという飲酒文化は日本にしかない。
郷にいれば郷に従い、さつま焼酎文化を堪能したい。厳選された原料由来の香りと繊細な味わい。
ぜひ、堪能していただきたい逸品です。 |
こだわりの中身とは・・・ |
★貯蔵にふさわしい「原酒造り」
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■原料米/最高の香りを醸し出す日置郡金峰町産 新米コシヒカリ
■原料芋/東馬場 伸氏の金峰町産 コガネセンガン
■仕込み水/日吉町熊野神社「権現さあ」の井戸水から湧き出る天然地下水
■麹菌/独特のこくと甘みを醸し出す黒麹菌
■もろみ/貯蔵にふさわしいコシ。こくのある原酒を得るための十分に熟成したもろみ
■蒸留/最後にでる「末垂れ」を思い切ってカットし香味成分を十分に得る常圧蒸留機を採用
■度数/25度
■容量/1800ml 720ml |
★貯蔵にふさわしい「素焼きの甕」
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中国では紹興酒、沖縄では古酒(クース 泡盛)が甕壺に貯蔵されていることはよく知られていますが、蒸留酒である中国の白酒(パイチュウ)は、350〜400年頃貯蔵されていたと言われています。
現在の中国では甕壺貯蔵の効果が科学的に研究されていますが、近年、九州大学工学部においての研究の結果、電子顕微鏡を通じて、釉薬を塗っていない素焼きの壺には無数の「気孔」がアルコール貯蔵に変化をもたらす優れた材質特性がありその壺の小さな気孔にたまっている空気を吸いながら香味成分を変化させ最良の貯蔵酒となることが判明しました。 |
★貯蔵という長い遍歴へのこだわり
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芋焼酎の甕壺貯蔵焼酎造りは、幾度かの試練を繰り返すにつれ徐々に芋独特の香りが和らぎ、芳香をさらに増していきます。
さつまいもなど、大地(土の中)で育つものは、土で造る「甕」で、地上で結実する麦・米類の農産物を原料とする焼酎には「木製」の樽が適しているのは、自然という不思議な因果関係が成り立っているのではと思えてなりません。 |
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この人なくては生まれなかった蔵の師魂 東馬場 伸さん・博子さん |
農林水産祭「蚕糸・地域特産部門」で天皇杯受賞
天皇杯は、農水省などなど主催の農林水産祭式典で表彰するもので、農業者にとって最高の栄誉とされる。
東馬場さん曰く、「農家の原点は堆肥による土づくり」を強調している。牛糞・米糠・籾殻などを混ぜ、2,3年堆積・発酵させた完熟堆肥を使う。土を切り返し直射日光を当てて病気を出さないための手間をかける。。。
40歳を目前に大病で入院したことを機に「自分の体をいじめたのは、農薬や化学肥料だったのかも」と減農薬・減化学肥料への挑戦が始まった。試行錯誤の末いい結果が出せるようになったのが5年ほど前。
「土づくりは時間がかかるが、成果を出すやつがいれば、周りの農家もついてくる。地域と一緒に伸びてこれた。」と語る。 参考資料:南日本新聞 2001年11月29日付 引用・中略 |
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