大手メーカーの調味料は、大量生産を目的としたものなので、化学的に合成されたものが多く存在します。醤油の場合、有効微生物の発酵や熟成で製品になるまでが普通2年かかるとするならば、化学合成されたものは、1ヶ月から2ヶ月程で製品となります。農産物でもそうですが、化学合成されたものは、ものを大きく膨らませる特性を持っています。細胞が大きく膨れただけで細胞自体の数はそのままです。味が薄く、水っぽい野菜などがそれです。
一番大事なことは、「○○使用」といったような原料に関する情報はもちろん大切ですが、それ以上に大きなウエイトを占めている発酵という醸造過程で、どのような手法がとられているかと言うことです。伝統的な天然醸造なのか、化学物質に頼った手法なのか、によって、製品となり体内に吸収されたとき、大きく違いが出てくるからです。
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