オーガニック食品とは
 
アメリカには90年に成立した「オーガニック食品生産法」があります。同法はオーガニック食品の基準を定め、基準を満たしたものだけをオーガニック食品として流通させる一方、認証や商品の表示で不正を行った者には罰則を科すと言うのが骨子です。アメリカでは、民間のオーガニック農産物を栽培する農家が20年以上も前から存在し、これらが認証団体を組織し、オーガニック食品のリーダーシップをとってきました。これら認証団体の多くがこの仕組みを磨き上げると同時に消費者の信頼を勝ち取ってきました。

この活動に刺激されるかたちで、州も独自で認証業務を手掛けるところが増えてきました。このため、アメリカでは民間認証団体と州による認証が併存しています。認証の仕組みは、

  1. 認証する側が厳しい生産基準を定める
  2. その基準に合致すうような生産計画書を生産者に提出させる
  3. 第三者的立場にある検査官が生産現場を訪問検査し、チェックする

等の手順を踏んだ上で初めてオーガニック食品として認証するのです。違反者が出た場合、罰金や認証取り消しなどの厳しい罰則規定を設けているのが一般的であるため、認証制度を満たしたオーガニック食品に対する消費者の信頼度も非常に高いというのが現状です。

             参考資料 「オーガニック食品」より 山口智洋 著 日経BP社

2001年4月よりJAS法と共に有機認証制度が施行され、欧米諸国のようなオーガニック認証に極めて近いものとなりました。
 
  

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