最近、「ORGANIC オーガニック」と言う言葉をよく耳にします。辞書を見ると「有機の」「有機生命体の」と言った意味ですが、日本産の有機食品をオーガニックと訳すとアメリカ及び諸外国のものと同様に扱ってしまうことになります。アメリカのオーガニック食品とは、野菜
果物をはじめ畜産物、パスタ、スナック菓子、乳製品、ビール、ワイン、ジュースなど多岐に渡って農薬
化学肥料などの使用に於いてきびしい生産基準を満たした食品を指します。
日本の有機食品は生産基準に於ける法律がありません。ですからアメリカのオーガニック食品生産達はオーガニックと有機を混同することに強い不満を募らせています。ORGANICを日本語に訳すときはオーガニックとし日本の有機とはっきり区別してほしいと言うのが彼らの主張です。
参考資料 「オーガニック食品」より 山口智洋 著 日経BP社
2001年4月よりJAS法と共に有機認証制度が施行され、欧米諸国のようなオーガニック認証に極めて近いものとなりました。
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