ビールや日本酒、味噌、醤油と同じように微生物の力を借り、発酵という過程を経て造られます。しかし、ワインだけが他のものと全然違う点は、水を一切使わないと言うことです。
ビールにしろ日本酒にしろ水が最も大切な原料の一つであるのに対して、ワインは、葡萄果汁のみで醸造します。収穫した葡萄さえも、水洗いしません。ですから、ワインの蔵元は原料葡萄にとことんこだわるのです。
「葡萄は、ポンプである」という言葉を使っていました。良く肥えた大地から、水分や栄養素を吸い上げ、果実にバランス良く凝縮して水分、糖分、酸味等を蓄えます。
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