19才の時Bread&Butterのサポートメンバーとしてプロ活動開始。80年代に入り、日本のラテンピアニストの一人者である松岡直也氏のグループに参加、現在も一緒に演奏を続けている。そして、角松敏生、シングライクトーキングをはじめニューミュージックのアーティストのサポートの仕事も80年代より現在までつとめる。コンフント・ミチアキーノにはじまって、熱帯ジャズ楽団まで多彩な演奏で日本のラテン・パーカッションの可能性を拡大してきた田中倫明の2002年発表作品。 |
待望のセカンド・アルバム。前作と違い、多くの実力派ミュージシャンたちの参加により、より深くリズムと楽曲が絡み合った心地よいGrooveを堪能できる。前作もそうだが、楽曲毎の物語があり、ライナーに目を通しながら聴いてみるとまたおもしろい。エレクトリカルな楽器が使われているにもかかわらず、アコースティックな空気が漂う演奏、アレンジは秀逸。決してパーカッションが全面に出過ぎているわけではなく、そのさじ加減も絶妙。多くのジャンルの音楽愛好家に聞いてもらいたい作品。 |
日本を代表するパーカッショニスト田中倫明のプロジェクト「ロマンチカ」第三弾、IHATOV
El Dia Y La Noche、邦題「イーハトーヴ浪漫」。今回の作品は、宮沢賢治が題材。イーハトーヴはエスペラント語で”理想郷、という意味。賢治作品の数々、また実際花巻を訪れて、賢治の足跡を追って取材をしイメージを広げ、曲に綴ってみた。インタルードを含む全7曲、メンバーはいつもの顔ぶれに加え、ハーモニカの八木のぶお氏、パンデイロのマルコス・スザーノ氏が参加。CDに加えイメージDVDを付録に発売。 |