Kenjii 阿佐ヶ谷 凱旋Live |
||||||||||||
ぺー阿佐ヶ谷に帰るの巻き!ありがとう鈍我楽 80年代の阿佐ヶ谷に感謝を込めて! | ||||||||||||
Asagaya 鈍我楽 DONGARA 2006.1.28 | ||||||||||||
2006/2(1) Write | ||||||||||||
|
||||||||||||
おっさん勢揃い | ||||||||||||
阿佐ヶ谷 Kenjii Live 2006.1.28 @Tokyo Asagaya DONGARA | ||||||||||||
■ おやぢ珍道中 お江戸篇 ■ | ||||||||||||
その1 行ってきまぁ〜す。東名〜環八篇 | ||||||||||||
2006年1月28日 行って来ました、演ってまいりました。 本年度、1発目新春Live。静岡/港町・沼津からの参戦、ぷちツアーでございます。 本日、のメイン Mr.Kenjiiを車でお迎えに行き、次いでMexicoを車に乗せ、東名高速に乗り、一路東京阿佐ヶ谷へ。 酔ってもいないのに、既に野郎ども3人が乗る酒屋ハイエースはおバカな話で盛り上がってまいりました。
東名裾野付近にさしかかると、毎日見ている富士山のその姿も沼津よりちょっと大きくなり、同乗者その美しさに感心するのであります。助手席に乗るKenjiiが、おもむろにニッポンの観光客と化し、デジカメで富士山に向かって快音を響かせシャッターをきるも、防音フェンスに阻まれ惜しくも撃沈。 もう少しゆっくり走れと言われても、此処は東名高速ロード。追突の危険があります。無理です。 わがままを言うお年寄りの観光客、爺&婆そのものでございます。 ここで、数百メートル先にフェンスが切れるからスタンバイ!と情報伝達。 最近の妙にちっちゃいデジカメのファインダーを覗き込み両脇を締め、寒いためわずかに開けた窓から、 数秒で防音フェンスに阻まれるであろうちょっと大きい富士山の為に、 シャッターチャンスに備える沼津のSax奏者。 この、何とも滑稽な姿に笑いをこらえる後部簡易座席に陣取るMexicoと運転手のボク。 モニターを見ると撮影は見事に成功したのであります。して、やったりのご本人。一同、「Yah〜」の大歓声でございます。 美しく雪化粧された富士山の走る車窓撮影成功に喜ぶヒゲおやぢ三人衆であった。 海老名SAに立ち寄り休憩をしようとするも、くだらない話しに夢中で知らぬ間に通過。 結局、小さな港北PAで焼き鳥ならぬ揚げ鳥を喰った。つくねの味に議論を交わすMexicoとKenjii。 さすが、味のわかる大人でございます。 大人といえば、やはりこのお方。右の写真は年末の超繁忙期に行われた、ご令嬢の幼稚園音楽会での演奏のひとコマでございます。 先生のピアノ伴奏にあわせ、踊るお母さん方を従えて「マツケンサンバ」を含め数曲吹いております。 ご令嬢のためならばと、ドリフ聖歌隊のようなこの出で立ちでございます。まいりました。さすがでございます。 かっこいいですね。 本日のLiveもこのバカでかい蝶ネクタイ持参を要望するも、幼稚園の備品だからダメだと断られ・・・。 何と言っても、日本の大物JAZZ MEN とのセッションも数多く、昨年は音楽家の顔と、老舗おせんべい職人としての顔で、二度にわたって静岡新聞に掲載されるなどいまや、ノリにのっている我らが Mr.Kenjii。 |
||||||||||||
その2 いよいよ本番! | ||||||||||||
さて、 東名を降りて環八へ。余裕を持った出発と安全運転で時間はまだ4時台。渋滞もなく進みます。後部簡易座席では、若かりし頃、環八沿いに住んでいたMexicoが入社間もないまじめなバスガイドのように事細かく案内してくれていますが、時は2006年、街並みは既にあの頃とは変わっているのでありました。 順調に進むヒゲと楽器を乗せた酒屋ハイエース。高井戸高架をくぐり、青梅街道を右折。荻窪駅前を通過、阿佐ヶ谷の並木道に感動するご一行様。思いの外、早く着きすぎてしまい、しばし居酒屋で時間をつぶす。 本日の入り時間は、18:00。オープン19:00。スタート20:00。です。ほとんどリハーサルはありません。機材搬入してセッティングしてちょっと音だして終わりです。この日のために皆さんで練習もしておりません。にもかかわらず、Liveの具体的な打ち合わせなんぞは不思議なくらい一切ありません。しても、無駄ですから・・・。 それは、Key担当 HEYSKEのピアノで全てが決まるからなのです。彼は3日前から世田谷在住。引っ越し間もないばかりで忙しく、曲をじぇんじぇん把握していないのでありますが、この日も天性の才能でこなしてしまうのであります。 (彼は、かつて 故 本田竹曠氏の弟子でした) おまけに、この日の宿も確保できませんでした。 Kenjiiの言い訳は、受験生とサラリーマンに先を越された!そうでございます。 仕方なく、打ち上げで美酒をあびて、荻窪の「湯〜とぴあ」に行く算段と相成りました。 さぁ、今までの、のんびりとは打って変わって、ここからは時間との勝負です。お巡りさんが見張る中、駐禁区域に車を止め機材をおろし、店の前まで小走り。Kenjiiは、アルト・サックスとソプラノ・サックスの笛2本。Mexicoはアコースティック・ギターとアンプ。 ボクは、コンガ3本・カホン・シンバル・重たいシンバルスタンド等のハードウェア。でかい、そして、重い・・・。 おやぢパワー全快の素早いご協力でお巡りさんにも叱られずに無事お店へ。
ボクは生まれて初めての鈍我楽。KenjiiとMexicoにとっては、80年代最後を過ごした懐かしい場所。 着々とセッティングを進め、ここで、HEYSKE登場。環八渋滞にはまり、阿佐ヶ谷飲み屋街の極めて狭い路地に入り込み、連日の多忙もあり、少々お疲れぎみで不機嫌なご様子。 (このイライラは後に打ち上げのお店にて、若手従業員による突発的などう考えても無謀な注文取りに対する、お怒りパフォーマンスとしてご披露頂きました。その瞬間、一同は、乾杯のお酒の前に、先ずはぐっと笑いを飲み込んだのであります。。。) ありがとう鈍我楽! Kenjii阿佐ヶ谷凱旋Live というBigイヴェントのリハーサルにしてはこれで良いのか?と思うほど、簡単に3曲ほどサクッと合わせて終〜了。曲は、この日初めて演奏するものが7割程度。果たして、大丈夫なのか? でも、時間も迫っていることだし、これで良いのです!あとは、本番で何が飛び出すか、メンバーみんなお楽しみなのですから。 リハを終え、阿佐ヶ谷飲屋街へめしを喰いに行く HEY Ken Don。このメンバーでの本番前の食事は、いつも、既に打ち上げの様相で呑み、喰います。 時間を気にしつつも、富山の立山に舌鼓。あやうく、お店に戻れば既に、Mexicoオンステージが始まっていた。 Mexco オリジナルナンバーのメドレー、そしてBLUESのナンバー。彼のお客さんもたくさん駆けつけてくれて、男気のあるいいステージでございます。 2nd Setは、Sax:Kenjii Key:HEYSKE Perc:Dongroove の3人で5曲。Mr.Kenjiiのりのりで吹いていただきました! 3rd Setは、MexicoもVoで3曲加わり、即興で楽しい演奏となりました〜。 先日、急性心不全でこの世を去ったHEYSKEの師匠、Jazz界の宝、本田竹曠氏を偲んで演奏されたメドレー。 ぐっと熱いものがこみ上げて参りました。 演奏、無事 終〜了。 その時、右手を挙げ店内ランプの逆光に照らされ、見たことのあるあのシルエット。 威圧感がプンプンするオーラをハッスル、いや発するあのお方の登場だぁ!! あれぇ〜? なぜ、ここにぃ? いるのぉ? と シェイク・ハンドでの再会を分かち合うのであった。 |
||||||||||||
その3 打ち上げ! 阿佐ヶ谷の夜、そして荻窪へ | ||||||||||||
Drummer Mr.Gino 秋山氏 登〜場ぅっ!! 偶然にもこの日東京で仕事があり、終わった後わざわざ来てくれたそうです。 「いやぁ、みんなに東京で会えるなんて嬉しいねぇ。Jazz演ったかい?旅はいいよねぇ〜」 と、Gino秋山氏。 前日にKenjiiに予告連絡があったらしい・・・。
打ち上げ1軒目は1時に終了。Gino氏、HEYSKEはご帰還。続いてMexicoは知り合いの店へ。 ボクとKenjiiは、鈍我楽nの姉妹店、「Jazz Room 吐夢」へ。 Kenjiiと店長の和子さん、オーナーの矢野氏とあの頃の懐かしさをしみじみ味わっている。まったく、羨ましい光景でございます。 お煎餅の修業時代、ふらりと入ったJAZZ屋で孤独を癒し、友と語らった場所で凱旋Liveだなんて、 「まぁ、なんて素敵な事でしょう!」 お煎餅の巧はしばし、癒されるのであった。 数時間前の演奏以上に、会話ではGooなフレーズが飛び出す。 銘ゼリフ 「風を吹かす」。 この日阿佐ヶ谷に風は吹いたか! さて、3軒目は、Mexicoと合流。 此処何年も入ったことの無いような、なんとも小さなお店に、既に7〜8人のお客さんが居たような・・・。 そこには、アイリッシュ・ウイスキーで既にべろべろのMexicoが訳の分からない事を言いながら楽しんでいた。 Live前には決してサケを口にしないこの男が呑み始めたら、さぁ止まらない。 ここからは良く覚えていないけど。。。 3軒目を Am4:30に出てタクシーで荻窪へ。タクシー内では運転手さんを巻き込んだMexicoの漫談炸裂。 湯〜とぴあに到着。入館料が安くなると言うことでAm5:00までフロントで待機。 お風呂はいいねぇ。しかし、既に寝場所はなく廊下では死人のように転がる人々を横目に少し離れてボクも仮眠を取る。 が、朝の館内放送で起こされ、気づいてみれば、頭方向にひとり、足方向にひとりが寝ていてびっくり。 チェックアウトして阿佐ヶ谷に戻り朝食。朝からカツ丼を喰う元気なKenjii。 ぷち二日酔い頭痛で食欲のないMexico。 帰りの東名・海老名SAにて地元の音響屋さんRUNWORLD発見。 ひと稼ぎしようとMexico Live提案(俺達は観客)するも本人の強烈な反対により却下。 帰りの車中では、ほのかな二日酔いと疲れ、そして寝不足により、スイッチの入りっぱなしのおやぢ三人衆、終始爆笑の嵐。 運転しながら大粒の涙を流す始末。 前が見えません。とてもキケンでした。 また行きたい。演りたい。クセになりそな、予感!。 おもろい旅でした。 |
||||||||||||
|
||||||||||||
Kenjii Mexico HEYSKE 矢野オーナー 和子さん そしてお客さんみなさん、ありがとうございました!! |
||||||||||||
|
||||||||||||