大道三味線 麿(MARO) Talk & Live 当店とオーガニックコットン共同開催!
2003/08 (1) Write
麿(MARO)
<プロフィール>
ストリートで津軽三味線を弾いて19年。その傍ら、民族楽器演奏グループ「AFA」に参加、佐渡の鼓童とも競演。日本のグローバルミュージック先駆けとなった「しおのみち」に参加。マルチプレイヤーとして様々な音楽家と共演及び録音に参加。大道演奏する傍らたくさんの人たちとの交流を深め、真のワールドワイドな生命の音楽のあり方を模索中。

6/1のアースデイ伊豆Liveのプロデューサーとして多大なご協力を頂きました。
その御礼もかねて、今回そのLiveの担当だった泣Cヴジュン オーガニックコットン代表取締役の井深氏と共催で麿さんのLiveを行うこととなりました。

  リハーサルの模様

静岡県駿東郡清水町にあるオーガニックコットンの2F自宅にて、およそ20人ほどのお客様を集め和やかでアットホームな雰囲気の中、開催されました。
2003/7/23(水) 当日、天気は最悪の雨・・・。到着した麿さんの機材を運び込みリハーサルを開始した。三味線の皮が雨の湿気のため鳴りが悪く、エアコンをかけ除湿することにした。軽くリバーブをかけた音色は、つややかで力強い。パーカッシブなばちさばきから様々なフレーズが飛び出してきた。実に心地よく、アコースティック楽器の奥深さが醸し出されてくる。

今回は、自然食マクロビオティックの料理を提供してくれた、山田ゆかりさん。安心素材をこころを込めて作ってきてくれた生命力豊かな逸品の数々。素晴らしいとしか言いようのない出来映えだ。お客様は到着とともに視線は料理に釘付け。お客様のリクエストにそって料理人の山田さんが取り分ける。見る見るうちに無くなってゆく料理人にとっては嬉しい瞬間だ。

当店からは、オーガニックなお酒を提供した。ワイン・ビール、日本酒。山田さんの料理を引き立てる素晴らしいお酒が心地よいLiveの空気をも醸し出した。初めての試みであったこのスタイル、良かったな!!

麿さんのLiveが始まった。
今回は、「大道」という道で生きている麿さんの体験談を交えた Talk & Live だ。アメリカ大陸・アジア各国・沖縄などで暮らしインスパイアされた出来事やそこから得た音楽観、生き方を語っていただいた。

「生きた音と言葉」のフレーズは、こころの中で波のように押し寄せては引き、時に激しく岩に当たり白く飛散する。
あるいは、母なる大地の力を秘めた深いマリンブルーで包まれたような穏やかな空間を創りだしていた。

そこにいる人を引き込む大道芸の世界。真剣勝負、一朝一夕では決して出来ない職人技。感動した。


  

本番風景
左写真からから 麿 & Aquito(ゲストパーカッション) <中> 三味線+タンバリン・ジャンベ・マリンバ等でのアンサンブル
<右> 当店主も(中)ボンゴで飛び入り参加。

Photo By Organic cotton Sendo
 
バンドデビュー 練習開始
2003/08 (2) Write
なんと、なんと!パーカッションを始めて間もないこんな私に、8/23 の Live で演らないか!という無謀とも思える話が迷い込んできた。もちろん、即答は避けた。コンガの練習はしていたものの、他人に聴かせたことがない!、人前で叩いたことがない!。「好き」と「できる」は、180度違う。

町田バンドというPower Fusionのバンドだ。5月のLiveで音は聴いてるが、凄腕の先輩Musicianの 音の洪水(サブキャッチ) そのものだった。曲も好きなタイプでバンドのノリも好き。演りたいのはヤマヤマだが、果たして通用するのかどうか心配だった。
じつは、4月に一度だけ、町田バンドのBass man 持田さんを含めた他の5人の方たちとボンゴで数曲遊ばせてもらったことがあった関係で、今回のような話になったのだ。

個人的にはぜひ参加したいと思っていたが、まずは練習でいつでも「ダメだし」を、使えないようなら遠慮なく言ってもらうということでお願いした。

練習日のお知らせが入った!密なスケジュールだ。そう、このバンドは高校生の頃から演っている息の長いバンド。(基本ユニットはDr.G.Bのトリオ)部活のような、それも坂道ダッシュを繰り返すような激しい練習あってのバンドと自負しているすごさだ。
話を聞いている段階で「ダメだな」と思った。
その上、バンド練習でスタジオ入りするなんて
15年ぶりなのだ。それも、違う楽器で! キンチョーしない方がおかしい。。。

■さて、練習初日。
楽器の搬入がこれほど大変なものとは思わなかった。
なにせ多い・・・そして重い・・・
コンガ3本 ボンゴ ボンゴスタンド コンガの下に弾くゴム板 シンバルスタンドにセッティングしたタンバリン ジャムブロック2個 カウベル ウインドチャイム 小物類である ハンドタンバリン シェケレ シェーカー トライアングル他 練習前のセッティングだけで既に汗だくだ。

1曲やって何とか吹っ切れた!あとは、惰性だ!とにかく、リズムだけに注意して叩いた。曲毎にどんなパターンで何を使うかを考えてはいたものの、実際やってみるとかなりニュアンスが変わる。いろんなパターンで試した。(本来パーカッションが無い曲故の悩みと楽しみ!)
初日からJazzのスタンダードナンバーの中で、4小節毎のソロ。なんとか乗り切った、と思う。。。

■初めてのオーディエンス。。。
町田バンドのスーパーエース、ギターの町田さんが入院、そして退院と入れ替わりでドラムの竹内さんの右足ふくらはぎ肉離れという不慮の事故のため、バンドでの音合わせがかなり遅れたこともあり、ライブハウス側のご厚意でフリーセッションデーをフルに活用させていただいた。
当然お店は営業しているので、常連のMusician方が飲みに来ていた。スタジオでの練習を数回こなしていたが、バンドメンバー以外のオーディエンスは今日が初めてだ。

音の回り方もスタジオと違う。練習を開始したとたん、緊張からかバスドラとベースのモニターが出来ず一瞬、リズムを見失った。2曲目からはなんとか慣れてはきたもののリズムが揺れているのが自分でもわかった。周りの視線を感じる。。。ように思う。(見ちゃいないんだろうけど・・・)

当日は、どうなる事やら・・・・

スタジオ練習を重ねる上で、やっとパターンを決め、簡単に譜面にした。譜面と言っても曲の構成とパターン、キメ、ユニゾン等を記載した簡単なもの。

いよいよ Live だ!
 

  
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