井筒ワイン  長野県塩尻市桔梗ヶ原
 
 

1999年10月13日に長野県は塩尻市桔梗ヶ原にある無添加ワイナリー井筒ワインさんにお邪魔してきました。

長野県塩尻市、桔梗ヶ原は標高700メートルに位置します。昼夜の気温差が大きい為、良質の果実が実ります。

現在、桔梗ヶ原の顔とも言うべき、コンコード種、ナイアガラ種というアメリカ系の葡萄品種も実は、約100年前に村おこしとして植樹しました。日本酒の原料である米が不足していた為、軍へワインを提供するためワイン造りを奨励されたという話もあります。この地のワイン造りも戦後大きく変わり、日本酒と同様、桶売り(大手メーカーにタンクごと売る 大手メーカーは各中小の蔵から集められた原酒をブレンドして商品化する)で生計を立てていました。

 現在では、地ワイン(9割以上の原料葡萄を地元で調達している・・・個人的な私の解釈です)の老舗蔵 井筒ワイン蔵元は、全国でも長野県を代表するワインや、無添加ワインのリーダー的存在になっています。
 






井筒ワイン地下熟成蔵に置いてある、昔のワイン醸造機械

 
 井筒ワインの蔵は、煉瓦造りのおしゃれな建物が迎えてくれます。鵜沢営業部長に案内されて醸造の現場に足を踏み入れると、表の雰囲気とは一変して日本酒や味噌、醤油蔵のような純和風の建物の中に、明治6年に造られた直径3m程の大きなオーク材の樽がたくさん並べられています。現在もこの樽の中では、ワインが静かに熟成を重ねています。

第42回世界ワインコンテスト(市販酒を出品)で銀賞を受賞した老舗蔵です。
 
 
明治6年製のオーク樽。今もこの樽の中では、ワインが熟成を重ねています。
 
 
ちょうど、蔵では90%の仕事が終わり一息ついているところでした。

ワイン造りは、葡萄の成熟具合を見極めて一気に醸造に突入します。 

一週間で900トンの葡萄を潰すという大変な忙しさです。ちなみに、葡萄1Kgから、約720mlのワインが1本できます。収穫された葡萄の房をそのまま機械に入れると、茎と粒が自動的に別々になり、プレス機に送られます。

一般的なワインは、この除梗の工程でメタ重亜硫酸カリウム等の酸化を防止する添加物が投入されます。また、フレンチオークの樽へ貯蔵する際にも添加されます。

 井筒ワインでは、全生産量の約60%強を無添加で醸造し、今年で17年を迎えました。
 
ベルトコンベアーで除更機に送ります。 葡萄の果実と茎に、分かれます。
 
破砕機に送られた果実は、潰されジュースになります。これを発酵させワインになります。
 
仕込みタンク 火入れ装置
 
瓶詰めライン
 
 
 
 
 
純和風の蔵に置かれている貯蔵タンク。この中に、発酵中のワインのもろみがあります。
 
赤ワインのもろみ。葡萄の皮と種を一緒に入れて発酵させます。赤ワインの色や渋みは、皮や種からでてきます。
 
地下の樽熟成蔵。

ここで、樽に詰められたワインが静かに熟成を重ねていきます。
 
ワインの場合、瓶熟といって、瓶に詰められてからも熟成を重ねます。
 

  

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